子供をしつけるには

 

遊んでばかりで勉強せずにいると親としては、「勉強しなさい」と、叱ってしまいます。
叱ったからと言って、言うことを効くわけはなく、再び同じことで叱る羽目になります。
子供の方も叱られることに慣れてきて親の言うことをまともに聞かなくなっていきます。
それでは、どのように子供を叱ればよいのでしょうか。

勉強をしなさいと叱る母親

勉強をやるのは、親ではなく、子供の問題です。結局子供がやる気にならないと勉強する気にはならないでしょう。

勉強するというのは、親の課題ではなく子供の課題だからです。

叱るのではなく、子供が勉強をするように仕向けることが大切です。
馬を水辺に連れて行くことはできても水を飲むかどうかは馬しだいという言葉がある通り、
親は、子供を導くことしかできないのです。

叱らない・ほめない子育て

勉強をしない子供に対しては、
勉強でわからないことがあったら手伝うということを伝えるなど、勉強するなら支援する
用意があることを伝え、あとは、子供自身の課題ととらえ子供に任せます。
この時、叱ることもなく、ほめることもしません。

叱るということも、ほめるということも本質的には同じことです。
叱ることで、親の思い通りに子供を操ろうとしてます。

 

また、ほめることでも子供を誘導し親の思いどおりに操ろうとしています。

ほめたり叱ったりするのではなく、子供に対して、感謝、尊重、理論的な説明を
することが重要だと心理学者のアドラーは語っています。

人間は、周りから認められたり、周りの役になっていると自覚することで、自らの価値を認識するのです。
そのため、子供に対しても、命令するのではなく、子供自身の価値を認識するような躾の仕方が必要です。

甘やかさず、厳しすぎず

子供を甘やかしてもいいのか、子供は厳しく育てるべきなのか、
じゃあどこまでが甘やかしなのか、褒めて育てたほうがいいのか、
このように子育てには正解というものがありません。

親が厳しすぎても、甘やかしすぎてもダメになるというのはわかっていてもどうしたらいいのかわかりません。

そんな時、アドラー心理学が役に立つかもしれません。

例えば、服を自分で着ない子供がいたとします。
この時、親は小学校に遅れないように服を着せてあげるかもしれません。

でも、そんなことしなくて良いのです。
放置しても良いのです。

自分が服を着ないことによって小学校に遅れ、先生から叱られればいいのです。
自分がとった行動によって、どんな結果が待ち受けているのかを実体験することが重要です。

将来出世する子供とは?

行動科学の実験からは、自制心が強い子供が将来成功すると言われています。

マシュマロ実験と呼ばれる有名な実験があります。

内容は、目の前のマシュマロを食べたら2個目のマシュマロはあげないといった単純な実験です。

子供であれば目の前にマシュマロが置かれればついつい我慢できずに食べてしまいますが、
自制心が強い子供は我慢できるという結果が出ており、その後の学校生活も優秀な成績で卒業した、という結果が出ています。

この実験はスタンフォード大学の心理学者が行った実験ですが、最近また違ったアプローチからの実験が話題になっています。
マシュマロを我慢したのは自制心というよりも、マシュマロという誘惑から目をそらし、別の楽しいことを考えることでやり過ごした、という事実です。

 

この結果から、いついかなる時でも楽しいことを見つけられる人が社会的に成功するのではないか、ということが言われています。

挫折を経験させる

子供は大人に比べて未来へ向けての可能性が無限に広がっています。

しかしながら、大人になるにつれて、一部の天才を除き、夢を諦め、現実に向かって歩き始めます。
誰もが皆、イチローにはなれないし、羽生善治にはなれないのです。

その時に、急に大きな挫折を経験してしまうと、立ち上がれなくなり、家に引きこもってしまう場合があります。

親側から見れば、子供の頃から、我が子は天才という盲目の元育ててしまうのですが、誰もが皆天才ではないという現実にさらされてしまいます。
親は良かれと思い、自分の果たせなかった夢を子供の背中に背をわせてしまっているのです。子供は親の笑顔を見るために過度な努力をし、弱音を吐けなくなっている場合もあります。

自分の子供を天才と思い込み育てていくのは問題ないのですが、天才ではなかったばあいの対処方法も考えながら子育てをしていく必要があります。

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