短気、すぐ怒る。怒鳴る人
日常生活において頭に血が上って怒ってしまう人は、様々な場面で失敗しています。

重要な取引において、顧客の言動に腹を立て怒鳴って取引を台無しにしたり、学校で友達と口論になり怒りでつい殴ってしまって停学になったり、怒りをコントロールできなければ、損することばかりです。

短気を治したいと思っている人は多いと思いますが、なかなか短気を治すのは難しいようです。

怒りとは何か

人を怒鳴るということはその怒りに目的があるのです。

怒りの裏には、相手に自分の主張を受け入れさせると目的があります。その目的を達成するために、怒りという感情を利用しているのです。

なぜ怒りがわくのか

あなたは、喫茶店でコーヒーを頼みました。ウェイターがコーヒーを運んでくるときに誤ってあなたのズボンにコーヒーをこぼしてしまいました。

そこであなたは、怒鳴ります。

ここで考えて欲しいのは、コーヒをこぼされたことを頭の中で想像しながら、さらに怒りを倍増させていないでしょうか。
コーヒーをこぼされたのは、一瞬の出来事ですでに終了したことです。

でもあなたは、頭の中でコーヒーをこぼされた場面を想像し、さらに怒りを溜め込みます。

ウェイターがコーヒーをこぼしたのは1回ですが、あなたの頭の中では、ウェイターにコーヒーをこぼされた場面がなんども再生され怒りを生み出しているのです。

この想像を断ち切ってしまうことで、怒りの感情を和らげることができます。

あなたの中のルールを緩める

人は、自分の中でルールを作っています。例えば、タバコをポイ捨てしないなどです。

タバコのポイ捨てがあなたの中でルールとして決まっていると、タバコのポイ捨て
をする人がいると怒りが湧きます。自分のきめたルールを破る人がいると許せないのです。

そんな時に、ルールを少しでも緩めておけば怒りがわかなくて済みます。

例えば、ポイ捨てする人は許せないというルールを、火を消さずにポイ捨てする人を許さない
というふうに変更しておくと、ポイ捨てしてもタバコの火が消えていれば怒りがわかなくて済みます。

一般常識は、人によって様々ですので自分のルールを押しつけないことが重要です。

人に期待しない

他人が自分の期待を裏切ると腹が立ちます。子供がテストで80点は取れるだろうと期待していて、実際の点数は、50点だったら怒りがわくでしょう。

電車が遅れて怒鳴っている人、店員の接客態度にクレームを入れている人、これらの人々の根本は同じです。

相手に過剰に期待しているのです。

電車は時間通りに到着するべき、店員の接客は丁寧であるべき、と思っているのです。

そうではなくて、電車も遅れることがあるだろう、店員も疲れてることもあるだろうと、自分の中のあるべき論をやめてしまうのです。

このように人に期待することをやめることで無駄な怒りを溜め込まなくて済みます。

コミュニケーションの道具としての怒り

よくカッとなって怒鳴ってしまったということ聞きます。なぜ、怒ってしまうのでしょうか。
実は、怒りというのはコミュニケーションの一種なのです。

怒り以外に相手に気持ちを伝える手段を知らないために、怒りという手段を使ってしまうのです。
怒り以外にも相手に気持ちを伝える手段があるということを冷静に考えるべきです。

目的を達成するする手段は、他にもあるはずです。

戦争は外交の最終手段と呼ばれていることはご存知でしょうか。
怒りも戦争と同じで最終手段です。

怒りの感情に達する前に、怒り以外の方法で相手に目的を伝える手段がないかを考えてみてください。

キレる老人

最近ニュースなどでもキレる老人が問題視されています。
実際に電車を乗っていると車掌に大声をあげながら詰め寄っている老人がいたり、
ゴミ箱を蹴っ飛ばしたりしている老人をみると、実感がわきます。

それではなぜ老人は切れやすいのでしょうか。
研究によると老化により、脳が萎縮したり、ホルモンバランスがくずれ感情を抑制するのが難しくなるそうです。
だた、一方でケンブリッジ大学の研究では、年をとると感情が穏やかになるという研究もあります。

どちらかというと、子どもの頃接していた老人は、穏やかな性格の人が多かったような気がしますが、
今の日本では違うのでしょうか。

今定年退職したくらいの年代の人たちは、高度経済成長を引っ張ってきた自負があります。
必死に会社のために働いてきた世代と言えるでしょう。

そのため、会社を退職すると家庭に居場所がありません。
だれも自分を認めてくれないのです。
今の日本を引っ張ってきたのは自分たちなのに、なぜ尊敬されずに邪魔者扱いされるのか・・・、
という思いがあります。

それを怖がり、会社に相談役や顧問として何年も居座る老人もいます。
老害と呼ばれようと話相手や居場所がなくなるのが怖いのです。

ヨーロッパやアメリカでは、会社を定年退職後、チャリティやボランティア活動に奉仕することが一般化しています。
誰かのために役立っているという自負や感謝されることで自己アイデンティティを保っているのです。

特に最近では核家族化し、家庭内の絆も薄れがちになっています。
日本の幸福度ランキングも低空飛行を続けており、社会全体に元気がありません。

そんな時こそ、社会貢献活動を通じて自分の居場所を作ってみてはいかがでしょうか。